「ありがとう」と言う

タヌキも化かされるという黄金週間、皆さんいかがお過ごしでしょーか。
私は右手の親指の第一関節がふわっと痛み、まさか痛風ッ？と怯えたりしてます。
ふわっと痛んでる時点で、風が吹くだけで激痛が走るという痛風のわけもなく、せめて腱鞘炎くらいで止めておきゃいいんでしょうが、昔からどこかが痛めば「まさか大病？」と病弱で幸薄な女子に憧れていた私なので、見苦しいかも知れませんが、許してください。しかし、近年怯える病気が“成人病”系になっていて、時間の移ろいの哀れさを噛み締めています。
爽やかさゼロ値で近況をお伝えしております。こまです。

さて、病気のお話を少ししましょうか。やだなぁ、どっか悪いわけじゃないんスよ。インフルエンザも震えて逃げる健康体のワタクシが、どっか悪いっつうともなれば小躍りしたいくらいですが、体は素直でねぇ。私がストレスだッと言い張っても、体の方はそんなのストレスじゃねぇと、せっかくちょこまかちょこまか足元をうろうろしている小疫らを一蹴しちゃうんですヨ。
健康が一番って言いますが、それってやっぱり調子の悪い人しかわからないことなのです。だもんで、ワタクシなんぞは、ヨボヨボになったときにでも、このブログのバックアップでも見て、若気の至りッと赤面すればいいのです。
まま、それはさておき、ワタクシにもオシュウトメ様がおりましてね、これがなかなかステキな方で、なんと、メールにて説教をいただきます。
先日は、近所の良い嫁と悪い嫁の例を耳にされたらしく、イロイロ考えたご様子で、「うちはこんなもんだろうと思ってたけど、もっとありがとうって感謝の言葉があってもいいんじゃないかな」なんて、語尾に「な」をつけ、ハイカラを装って送ってくるわけです。
これが仕事のメールに混じってくる上、家人にも同時送信してるので、ダメージがでかい。その日は仕事がおぼつかないばかりか、頭痛までしてくる、という体たらくでございます。
諸事情あって、週に１回お家へ行き、その際、それなりに会話もし、母の日、お誕生日には一緒に外食、その他結構わがままを聞いて年に少なくとも一度は旅行なんぞをして、それでもまだ足りないとおっしゃるのかよー、
などと心中泣き叫んだりしてたら、あっという間に就業時間が過ぎてゆくのです。仕事は一向にはかどりません。

しかし、まだまだ長いお付き合い。関係を損なうわけにもいきません。けれど一方で、一発食らわせたい董の立ったオトメゴコロ。そんなジレンマ攻防最前線において精一杯の抵抗をあらわすため、翌々日に「欠点ばかりの嫁ですみません。でもこれでも精一杯がんばっていますので、どうぞこれからもよろしく」と返信したのです。

そうして数日後、家人と３人でお出かけの際に、いよいよ彼女が言いました。

「もうあなた、自分で自分のことを嫁なんて書いて。私、あなたのこと嫁だなんて思ってないわ、娘って思ってるわよーうふふ」

ま、負けたー。orz　
「欠点ばかりなんて思ってないわよー（やぁね）」なんて、言い訳を期待していたのですが、甘かったァ。思わず、そこ？　そこですかー？　と、相方もいないのに、相方も真っ青になろう突っ込みを、心中で入れたのでした。

このように、GW中も関係なく、日々滅多打ちされているワタクシは、日ごろの鍛錬のおかげでストレスには滅法強くなっているのではないかと、最近はたと気づきました。ちょっとがっかりです。でも、それで元気なんだったら、ここは言っておきましょう。

「ありがとう」

いつか誰かがわたしの病室に花束を届けてくれるのを妄想しつつ、また次回。ごきげんよう。

コメント 3

そこで「娘ならありがとうなんて言葉いらないですよね～」と返せないのは、こまさんの善良さですなぁ。試されてますぜ、こまさん。
私の持病でも差し上げましょうか。肩こりですが。
by 歌鳥 (2009-05-07 08:09) 

うっうー．文面を読むだけで，涙が貯チョ切れますなぁ
痛々しいよぅ・・・・

なんとも返答できにくいじゃないか
あえていうのであれば，
「がんばれ，まけんなっ」

by コウニ (2009-05-07 09:22) 

＞歌鳥さま、肩こり頂きましょう！　遠慮なく頂きますよ。では手始めに、右から。どうです、右肩が軽くなったでしょう？　え？　全然変わらない？　じゃあ私の右肩だけ重いのは…こ、これは妖怪大戦争じゃないさッ。おばけだーッ。どやさ、どやさソレ。
＞コウニさま、あー、泣かしちゃった？ごめんにょー(;_;)。でも、お留さんの涙は、真珠だっていうじゃないさッ。どやさ、どやさソレ。どやさの乱用はともかく、笑ってみてもらいたいナと思ったんだけど、まだまだ修行が足りませんのかなぁ。
by 小前 (2009-05-11 00:05)